まいど!タカ兄です。
恒例となりました週末ワークショップのレポート。
今回からは第2回目のレポートです。
AOR講座第2回目のテーマは
『David Foster』
グラミー賞常連の作曲家ですね。
1週間前のソング・ライティング講座終了時に荒木講師がポツリとつぶやいた
「AOR講座受講の方は来週、David Fosterですね。
いよいよって感じですね!」
という言葉に触発された生徒さんが単発受講を申し込むという、人気っぷりを見せました(笑)。
それでは、当日の様子をお伝えしましょう。
今回はこんな言葉から始まりました。
「AOR=Adult Oriented Rock
の略とされていますが、これを
Adult Oriented "Record"
に変えたのが、David Fosterと言われています。」
Rockというのは元々、白人系アーティストによって発展してきたジャンルです。
つまりそのままの解釈だと黒人系アーティストの入る余地がなかった。
そこでRecordと解釈することで、
David Fosterが黒人系アーティストにもそのテイストを取り入れたんですね。
音楽史上、非常に重要なターニングポイントだった
と言えるのではないでしょうか。
さて今回の1曲目は『Heart To Heart』/ Kenny Loggins。
早速、Foster Chordと呼ばれる、その特徴的なコードを取り上げます。
意外と簡単な(!?) Foster Chordの作り方がレクチャーされました。
とはいうものの、荒木講師いわく
David Fosterは音を縦に(コードで)あまり判断していないんだそうです。
彼にとって重要なのは、横の動き(音の流れ方)。
ということで、今度はコード進行のお話です。
ワークショップでは
F→Dm→Gm→C7
というノーマルなコード進行を
先程のルールに沿ってフォスター化してみたのですが、
鍵盤で音を確認するみんなの驚きと感動に満ちた姿が印象的でした。
2曲目は『I Have Nothing』/ Whitney Houston
ここでのテーマは「転調しよう!(わからないくらいさり気なく)」
この曲ではVerseからChorusで転調していますね。(1:20~)
各コードのFunctionを確認しながら、その仕組みを紐解いていきました。
立て続けに3曲目『Through The Fire』/ Chaka Khanです。
この曲ではギターソロで、なんと1小節ずつ転調しています。(3:03~)
ここまで来ると授業のレベルも上がります!
音楽理論をしっかり理解していないとなかなか難しく
さらに真剣さを増すみんなの表情が印象的でした。
してやったりの荒木講師。
2回目にしてハイレベルな展開となったAOR講座。
「2時間半があっという間だった」
とは、受講生のひとりKくんの言葉。
荒木講師の締めのお言葉もご紹介しましょう。
「David Fosterは錆びない。
毎年新しいことをやってくれて、一工夫に妥協がない。
力強いバックグラウンドを持った上で、歩みを止めない。
みなさんもぜひ長く、深く、研究してください。」
Weekend Workshopは単発受講も可能です。
今後のテーマは
第3回:Earth, Wind & Fire アース・ウィンド・アンド・ファイアー
第4回:Stevie Wonder スティーヴィー・ワンダー
です。
単発受講大歓迎。ぜひご参加ください!
「秋冬の特別講座 "Weekend Workshop"」
参加者募集中!
→http://www.jbg-ongakuin.com/?p=2773