DTMと作曲の学校:【世界標準の作曲法】【DTM/Mix/歌詞/Finale等も学習可】【学費月々3万円台〜】【東京校|大阪校】【週1講義】【社会人90%】【女性40%以上】

講師の紹介

植田 良太 講師

「自分の感覚を磨き、音楽を感じる事を大切に」

植田 良太

私は3歳でピアノを弾き始めました。もちろん自分の意思で始めたわけではなく、気がつけばピアノを弾いていたというのが正確な表現でしょうか。音楽は習い事ではなく日常生活の中にある一部分という認識です。
演奏するときは「音楽を感じる」ということを大切にしています。「音楽を感じる」というのは意識的にすることではありません。自分のそれまで聴いてきたものや演奏してきた音楽の知識が蓄積され、音楽を聴いている時にその蓄積されたものに触れることで感動するのだと思います。

私が留学するきっかけになったのは、ある音楽雑誌のコラムでバークリー音楽大学のことが書かれていたからです。その記事には、バークリーでの授業内容や学生の様子などがたくさん紹介されており、当時高校2年だった私にとっては、将来プロの演奏家になろうと進むべき道を決定づけるものになりました。
実際に留学して授業を受けてみると、そのカリキュラムや授業内容、教え方などが非常に面白く、日本ではこういう教え方はしないだろうということが沢山ありました。日本との大きな違いは何かというと、「教え方と考え方」です。文化の違い、考え方の違いは練習の仕方や勉強方法にも言えます。
私は日本の専門学校でバークリーの単位を取得していましたので、周りの同級生よりも授業進度が早く、理論に関してわからないところを友人に聞かれる事が度々ありました。やがて教えたり説明したりしているうちに、自分は教える事が向いているのではないかと思い始めるようになりました。素晴らしい授業内容に触れ、教え方に感動し、それを他の学生に教えるという事が自分の知識や音楽の理解にも役立っていることに気づき、演奏だけでなく教えることにも興味を持つようになりました。

帰国後は演奏活動の傍ら実技や理論を教えるようになり、「学ぶ」というのはどういうことかを考える機会が多くなりました。私の考える「学ぶ」ということは自分の感覚を磨くということです。
最初にお話したように、私は「音楽を感じる」ことを一番に考えていますが、「感じる」というのは感覚です。この感覚は「考えなくてもできること」つまり無意識のうちにあるものです。私が留学中に学んだことは音楽の知識であり、感覚ではありません。しかし、その蓄えた知識が今現在の感覚をさらに豊かなものにしています。

つまり、学ぶということは自分の感覚を磨き、その感覚がさらに見たものや聞いたものに反応するようになるということ。

学ぶだけでは知識は溜まる一方で感覚は磨かれません。その知識を使い、頭で考え、耳で聴き、心で感じる。そして、また新しいものに出会ったら学ぶ。この繰り返しの過程である「学び、考えること、感じることの循環」を私は大切にしています。

JBG音楽院へご入学をご検討の皆様へ

幼い子供は親の真似をすることで言葉を覚えます。同じ事を何度も繰り返し、気がつけば勉強せずとも会話ができるようになります。これは感覚による部分で習得する能力です。しかし、それだけでは社会に出ても通用しません。さらに学校で知識をつけると、もっと高度な会話ができるようになります。幼い頃に感覚で身につけたことを学校で体系的に習い、自分の話す言葉の裏付けや間違いを修正していく過程を経て、そして社会に出て行きます。音楽を勉強する意味も同じです。
音楽を感じるために必要なこと、それは音楽を理解するための知識です。皆さんは普段音楽を聴くことで、個人差はあれど音楽に対してある程度の感覚はあるとおもいますが、その感覚を裏付けることをまだやっていないはずです。
この裏付けを行うことで、「なるほど!そういうことだったのか」という場面に出くわし、これが次に音楽を聴いた時に、感覚がよりクリアになるという経験をもたらします。
ぜひ、JBG音楽院で私たちとこの感覚を体験してください。
演奏家として15年、音楽講師として10年以上になりますが、そこに至るまでの経験や知識も踏まえた上で皆さんにたくさんの事をお教えする事が出来れば良いなと思っています。
音楽をトータルに捉え、且つマニアックに追求する気持ちを大切にして、感じる音楽を作っていけるようなサポートをしていきたいと思います。

略歴

2001年4月 甲陽音楽学院ジャズピアノ科入学

京阪神を中心にピアニストとして活動、各地のライブハウスに多数出演|同学院の選抜バンドや依頼演奏等もこなす

2002年8月 バークリー音楽大学ワールドスカラーシップツアーにて奨学金を獲得

2002年1月 IAJE(International Association of Jazz Education)カナダ大会参加

2003年3月 甲陽音楽学院 卒業

2004年9月 バークリー音楽大学 入学
在学中は様々なミュージシャンのスタイル研究、管楽器等のアレンジ、 ビッグバンドやフィルムスコアリングのレコーディング等に参加。
初年度から卒業まで毎年、成績上位者のリストであるDean’s Listに掲載される。

2005年1月 IAJEニューヨーク大会参加

2007年より 再びピアニストとして関西地方を中心に活動開始。

2008年より 甲陽音楽学院にてジャズピアノ、音楽理論、アンサンブルなどを担当。

2009年夏 スイス・ルツェルンにおいて開催されたIASJ(International Association ofSchool of Jazz)ではアンサンブルや演奏指導を務める。

2010年秋 世界遺産プレミアムライブ 2010 〜上賀茂神社〜 において倉木麻衣のバンドで出演

2011年7月 台湾政府の文化局とTIJEPA(台北市インターナショナルジャズ教育推進協会)共催のTaipei International Jazz Festival 2011にて自己のカルテットで出演。

2012年3月 台北市内において開催されたTIJEPAのクリニックにてジャズピアノ、リハーモナイズ等のレクチャーを行う

2013年4月 韓国・ソウルにあるSeoul Jazz Academyでクリニックを行う

音楽バックグラウンド(講師として)

温故知新

これまで10年以上、たくさんの学生を教えてきました。ピアノだけでなく、理論・イヤートレーニング・アンサンブル・音楽史などを担当して来ました。幅広い音楽の分野、様々な音楽のジャンルと、そのバックグラウンドを持つ学生と接してきた中で、私が大切に感じるのは「温故知新」です。
今ある音楽は、過去何百年と続く一連の流れの中にあり、この先の音楽もまた、この流れをずっと継承していくのだということ。しかし、ずっと同じものを継承するのではなく、日々形を変えて行くということ。そうしないとこの流れが止まってしまうのです。

私は講師をしている中で、様々な「停滞」を見てきました。それは古い考えから抜け出せずに、ずっと同じことを教え続けたり、世の中は刻々と変化しているのにも関わらず、昔のやり方を通そうとすることです。教えるという立場で学生に「感覚でやってみなさい」と初めからいうのは愚の骨頂です。理解も知識もないうちから、「感覚」でできるはずがありません。例えば、運転免許の路上教習で「感覚で運転してみなさい」とは誰も言いません。しかし、そういう教え方をする音楽の指導者が日本には多いと感じます。

昔は先人の技を見て盗めと言われ、長い時間をかけてそれを自分で昇華して習得する繰り返し。いわゆる「叩き上げ」が多い音楽の世界でしたが、今はどんどん変化しています。そこにはインターネットの普及が大きく関わっていると感じます。インターネットが普及し、簡単に情報を得ることができます。誰でも簡単に知りたい情報が得られる、さらにそこで自己表現もでき、世界へ向けて発信ができる。それをまた別の人がすぐに見ることができる。このようなことは過去何百年間はなかったことです。したがってこの何年かで、音楽の環境もすっかり変わったと思っています。
私自身はインターネットの過渡期が学生時代だったこともあり、「半叩き上げ」だと自覚しています。日本で先生から言われていたことは、音楽の根本である「リズム」のことです。リズムは誰にでも備わっているもので、普段私たちが生活している中でたくさん存在しています。音楽を演奏する以外にも、歩いたり走ったり、人と話したり、何気ない動作の中に必ずリズムがあります。生活の中に存在するリズムを意識して生活している人は、おそらく少ないのではないでしょうか?先ほど音楽に対する考えでお話した、「考えなくてもできること」や「無意識のうちにできること」というのは、普段私たちがリズムをあまり意識せずに生活しているということを表しています。

私は日本で学生の頃、先生にひたすらリズムの感覚を言われ続けていました。当時は言われたままに繰り返しリズムに特化した反復練習をくりかえしていましたが、いざ演奏の時に実践してみても全くうまくできず、結局自分の納得いくレベルまで行かずそのまま卒業し留学しました。留学して学んだことは「考える」ということです。理論のことを考えるという事もありますがそれ以上に、自分の音楽の感じ方を考えるということ、すなわちリズムの感覚を考えるということを意識的に行なっていました。
私たちの中にあるリズムの感覚は生まれた時からずっと存在しているものです。この無意識の中に存在しているものをしっかりと意識することで「感覚的な自分=古くからあるもの」と「意識的な自分=新しいものに挑戦すること」が生まれ、自分のやるべきことが明確になる。感覚を意識しながら練習するということが温故知新なのだと思います。

新しいことをするにはまず、昔からあるものを意識してそこから新しいものを作り出すという「温故知新」こそが教えることで重要なのではないかと感じています。

音楽バックグラウンド(ピアニストとして)

私のフェイバリット・ピアニストはハービー・ハンコックとビル・エバンスです。

小学生の時に家にあったハービー・ハンコックの「Headhunters」というレコードの一曲目に収録されている「Chameleon」を聴いて衝撃を受け、ひたすら聴きまくり音をコピーし、どの楽器のパートも口で歌えるぐらいです。最初、ハービー・ハンコックはエレクトリック・サウンドのミュージシャンかと思っていましたが、アコースティック・サウンドはもっと素晴らしいということに中学生で気がつきます。そこからどんどん掘り下げていき、様々なジャズ・ミュージシャンを知るきっかけになりました。ジャズの歴史を1970年代から遡っていった感じです。
黒人独特のグルーヴを持ったピアニストが奏でるリフはなんとも言えない気持ち良さを作り出し、繰り返し聴いても斬新なアプローチは「理由なしに良い」としか言い表せません。このグルーヴを自分でも表現したいと日々練習しています。

もう1人のピアニスト、ビル・エバンスはマイルス・デイビスがモードジャズを作り出した時に出て来たピアニストで、ピアノの音の出し方、コードの積み方が非常に美しいピアニストです。
決して派手ではない演奏ですが、一度聴いたらずっと心に残る暖かい音色と理論的なコードワークが印象的です。
私の演奏スタイルの中で大きなを影響を受けているのはビル・エバンスの音の出し方や和音の捉え方とハービー・ハンコックの浮遊感のあるフレーズ、グルーヴ感です。

なぜピアニストになったのか

私の中で音楽が日常生活の一部になったのは、中学生の頃です。それまでクラシックピアノを習っていましたが、あまり興味を持てず当時のピアノの先生を困らせていました。しかし、その先生からエレクトーンを勧められ、私の母も過去にヤマハで講師をしていた事もあって、エレクトーンを始めることになりました。そこから生活が一変します。
エレクトーンは様々な音を出すことができ、1人で全てのパートを演奏することができる楽器です。初めのうちは市販の楽譜を使い演奏していましたが、次第に自分で聴いた曲をコピーして演奏したいと思うようになり、ハービー・ハンコックの演奏をコピーして再現しようとします。この再現する作業は1日13時間にも及ぶ事がありました。それこそ食事とトイレ以外の時間は全てエレクトーンの前に座りっぱなしです。

一通り再現できたら今度は自分で曲を作ってみようと思うようになり、当時聞いていたAcid Jazzの曲などから影響を受けたリフを使い様々なリズム・パターンを作り、そこにコードやメロディを乗せていくと言う作業をエレクトーンでやり始めます。来る日も来る日もそんな作業を繰り返し、色々なCDを買い、お気に入りの曲やミュージシャンを見つけてはフレーズを真似したり音色を再現したりします。
再現するという作業は非常にマニアックで、例えばリバーブの値を1つ変更するとか、スネアの聞こえる位置はもう少し左とか、ピアノの音の減衰の仕方はもう少しゆっくりだとか、本当に細かい作業です。

こういった事の繰り返しにより一通り音楽を作る事ができるようになり、高校生で自分の進路を決める時期に、音楽雑誌に出会います。そうして自分は現在エレクトーンをやっているが、もう十分やったと感じ、もう一度ピアノをやってみようと思うようになります。なぜかというとハービー・ハンコックから遡っていったジャズを聴いていたからです。

自分はピアノでジャズをもっと極めたいと思うようになりました。

専門学校でジャズピアノの先生につき、2年間様々な事を教えられ、自分が知らない音楽を他の学生に教えてもらったりして音楽の幅が一気に広がっていきました。そして、一度は離れたクラシックにも興味を持つようになりました。
さらに留学して理論や演奏を学び、ここで初めて「なるほど、私があの頃やっていたのはこう言う事だったのか」と言う中学高校時代に盲目的にやっていた作業の裏付けができました。

音楽制作の視点からのピアニスト

ピアノは様々な楽器の表現ができるトータルな楽器で、低音域から中音域・高音域に至るまで幅広いレンジの音を演奏でき、メロディを奏でる事も、コードでハーモニーを作る事もできます。ピアノが弾けると1台でほぼどの楽器のパートをこなすことができ、自己完結してしまうためそれで満足してしまいがちです。しかし、それはピアノという「楽器を演奏しているだけ」の状態だったのです。ピアノでベースラインを演奏するのであれば、実際のベースはどのように弾いているのか、ギターであればどのような音の積み方をしているのか、ストリングスはどのような音色なのかということを意識しなくてはいけないということです。もちろん音色こそ違いますが、ニュアンスを出すためにはその楽器の特性を知っておかなければならないということです。

色々な楽器の特性を知ると言うことは、ピアノを弾く以前に音楽にとってとても大切なことです。特に音楽制作の場面では必ず必要になってきます。コンピュータのソフト音源を使う時でも、例えばギターのチョーキングはどういう仕組みなのか、サックスを強く吹いた時と弱く吹いた時の音色や音程の違いはどうなのかと言った、楽器の仕組みや鳴り方、鳴らせ方といったことを知ることで、よりリアルなサウンドを作り出す事ができます。私が中学高校時代にやっていた再現すると言う作業はこういったところで役立っています。

さらに私は8歳の時から10年間、ピアノと並行してドラムも習っていました。これは今、演奏活動をする上で非常に役立っています。リズミックなアプローチはドラムからヒントを得る事が多く、ピアノだけでは思いつく事が難しいと思います。音楽制作でドラムを打ち込んだりする時にも、実際叩く時の手順などを考えながら打ち込んでいくと自然なフレーズになり、よりリアルなドラムサウンドに仕上げる事ができます。

ピアノを弾ける事で音楽制作の場面ではかなりスムーズな仕事ができ、他の楽器を知る事でさらに音楽製作のクオリティをあげる事ができると思います。

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