音Logue第2回は、ジャズ・ログの扉を開けました。
今回のテーマは私らしい感じがしますね(笑)。
私がジャズを始めた切っ掛けや、日常の中でジャズに向かう理由などお伝えしながら始めました。
「きっとジャズ・ログだから、1930年代の古いスイングでしかも、モノラル録音あたりの曲からスタートするだろう」
という期待を裏切り、Snarky Puppy(スナーキー・パピー)の「ファミリー・ディナー vol.1」のDVDを観ました。
もちろん、いま最もホットな連中から掛けないと。だって、私ですから!
エモーショナルなハーモニー、際立つ演奏の表現力、リリカルなコンテキスト。
エッジの効いたクリエイティブ感は、Snarky Puppyの真骨頂です。
毎回「やられたな」って思うよね。
彼らがどれだけ真剣に音楽のことを考えて、新しいサウンドの可能性を探っているか分かるから。余計嬉しくなります。
ジャズってひと言で表すなら、夢のある音楽。
クリエイティブの可能性をどんどん追求できるフィールドです。
かつてのジャズ・ジャイアンツ達が毎日やってきたことも同じ。
昨日より今日、今日より明日、いい演奏をしようと努力してきたはず。
毎日いろいろなモノを聴いて、演奏して、表現する。
そして新しいハーモニー、アンサンブル、メロディの可能性を切り拓いていく。
それが、ジャズということだと思うのです。
切り拓くといえば、歌声ひとつで人生を変えていった、Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)を聴きました。
ドゥビドゥバ♪っていうスキャットボーカル。
Louis Armstrong(ルイ・アームストロング)が始めたあれですが、エラのスキャットは空前絶後と言われています。
私もそう思う。そしてエラの歌を聴く度に、音楽に向かい合う姿勢の大切さを教えてもらう気がします。
最近の若い世代はジャズに関心を持たないらしい。
そうかな?それはきっと日本だけだろう。
という具体的な例で、イギリスのJacob Collier(ジェイコブ・コーリアー)君と、スウェーデンのDirty Loops(ダーティ・ループス)を聴きました。かっこいい。
そうです、YouTubeで一気に話題になった超絶技巧の連中ですね。彼らのサウンドを作っているのは何でしょう?
ジャズです。
ジャズのトレーニングをしっかり積んでさらに、それを今時の音に応用しているのです。
やんなっちゃうくらい、カッコいいよね。私も練習しなくちゃ!
うちのお父さん(Quincy Jones:クインシー・ジョーンズ)も、おじさん(David Foster:デイヴィッド・フォスター)も、元々は筋金入りのジャズプレイヤーです。
「ジャズは基本。」ということを常々言ってました。
さて、みなさんはジャズを聴きますか?勉強しますか?それとも、演奏しますか?
どこから始めようって迷ったら、音Logueの時間にお越し下さい。
きっと目からうろこの経験になりますよ!
basskie