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荒木講師のブログ

日本を意識できるハリウッド映画の本気なサウンド・トラック

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  2019/07/19
  • 日本を意識できるハリウッド映画の本気なサウンド・トラック

    新しいゴジラのエンディング・テーマ、聴きました?

    ところで皆さん、映画観てます?


    この前のブログでも書きましたが、私は全くと言っていい位、テレビを観ません。だからテレビ的な話題にはすごく疎いです。

    一方で映画はよく観るので、常に最新のロードショーの話題についていきます。
    仕事柄職業柄、大きめのロードショーはほとんど観ますので、



    「新しいアヴェンジャーズ観ました?」
    「こんどのスパイダーマンどうですか?」



    など、会う人会う人に聞かれます(笑)




    たまに『グレイテストショーマン』で泣いたとか、『美女と野獣』でIMAXの3Dメガネに涙が溜まったとか話すと、



    「えー!泣くんですね~(笑)意外~(笑)」
    「マッチョじゃないのも観るんですね~(爆)」



    って、一応これでも血が通った人間ですよ、もう・・・笑




    さて、皆さんはどれぐらいの本数、ロードショーで映画を観てますか?年何本?月何本?週何本?
    皆さんそれぞれ、いろんな区切りでお答えを頂けると思います。


    ちなみに私は年間で50~60本位です。作品数が少ない月や年もありますが、大体週1本平均?
    見ない週もあれば、スケジュールの関係で3本見る週もありますね。

    あと邦画は上映から1年以内にテレビ放送があるので、劇場に行く作品は選ぶかも。外国作品が9割ですねー。


    え?凄い本数観てる?映画評論家みたい?
    全然そんなことないです。普通ですよ。


    サウンド・トラック書く人なら当たり前に普通のことです。常に最先端の音楽にアンテナ張ってないとね!




    太鼓の打ち鳴らしと気合は世界の宝!?

    この前公開された最新作、日本が誇る最強の怪獣『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は皆さん、もちろん観に行かれましたね!?


    このハリウッド版ゴジラは、ワーナー・ブラザースが供給する「モンスターヴァース(Monster Verse)」シリーズの3作目です。

    1作目がもちろん『ゴジラ』(2014)、2作目が『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017)で、次回作はキングコングとゴジラが出るらしいですね。凄く殴られそう(笑)

    ちなみに前回のキングコングは、こんだけ本数見ている私が、席から飛び跳ねるほどビックリ3Dの大迫力でした。爽快~(笑)




    ま、映画は凄く面白かったのですが、それよりサントラが素晴らしく印象に残りました。

    太鼓(Taikoで通じるのよ英語)の打ち鳴らしが大迫力で、まぁ太鼓自体は全然目新しいものじゃないのだけど、気合の掛け声がねー。


    日本語なんですよ!ハリウッド映画なのに!


    おおおお、って身震い。やっぱり興奮する。遺伝子的に。




    圧倒的なゴジラの世界観を表現する音楽

    究めつけ。エンディングロールのお決まりの大迫力なシネマティックオーケストラのサウンドの中に・・・



    「ん?お経読んでる???」



    かもしれない、ワンノートの中に繰り出される声。
    あの、お大師様で護摩を焚いて頂いている時に聞く「声」がど真ん中に響いている!



    あぁ、これって日本人が日本人のくせに、日本人だから発想できない部分だーって、衝撃。



    映画を観た方ならおわかりかと思いますが、エンドロールでこれを聴かされて感じるゴジラの神格。凄いんだな、これ。


    ある意味、昔の日本映画の大魔神とか超えちゃってるなと。
    お経の1節入っただけで、持ち上がっちゃうんだろうなー。
    アヴェンジャーズのサノスとかスターウォーズのダース・ベイダーでも到達しない、畏怖の念を私たちに抱かせてしまうのだろうと思いました。



    え?そんな部分あったっけ?って?細かいところ聴き過ぎ?掘り下げ過ぎ?(笑)
    仕方ないでしょう、私も商売です!




    劇場音楽の迫力

    サウンド・トラックとひと口に言っても、映画の内容やターゲットによって様々です。


    ラブストーリーやコメディには、太鼓の打ち鳴らしとか必要ないですし、宇宙船が爆発するシーンには、生楽器で聴くことのできないようなサウンドが求められます。

    シーンや俳優の台詞、表情を演出するためには、音楽以外のエンターテイメントや歴史、文化、地理、国家、人に対しての造詣が深くないと、いい仕事はできないですよね。


    さらに最近はIMAX3Dや4DXデジタルに対応する必要が出てきているので、単純にサラウンド音響じゃ間に合わないです。
    音楽の技術的な仕様の変化も考慮したトラック制作が求められます。


    作るほうも楽しいですよね。大音量でスピーカーから繰り出される音楽を作るんですから!



    今時の世の中、音楽は電子デバイスに配信された「圧縮音源」をイヤフォン、ヘッドフォンで聴く人たちがほとんど。ド迫力で鳴らせるってのは劇場音楽の特権です。

    バーン、ドーンのパーカッション、切なく美しいストリングス、風神雷神を呼ぶ金管楽器、豊かに優しく語りかける木管楽器、オーケストラが存分に腕を振るう。楽しいですよね。


    音楽の渦の中にストーリーを包み込む。サウンド・トラックの醍醐味です。




    進化するシネマティック

    スターウォーズで有名な映画音楽の作家ジョン・ウィリアムスといえば、フル・オーケストラの演奏が生み出す豪華で格調高いサウンド。映画本編の高級感も出てきます。


    ミッション:インポッシブルやマン・オブ・スティールの音楽を担当した、作家でありプロデューサーのハンス・ジマーは、シンセサイザーやディストーション・ギター、エスニックドラム、東洋の太鼓などを積極的に取り入れて、異次元で無国籍な世界観を作り上げてきました。


    アヴェンジャーズに登場して、単独作品となったブラックパンサーはスウェーデン出身の若手、ルドウィグ・ゴランソンが担当しました。

    近未来な曲調とアフリカの伝統的なリズムがブレンドされて、エスニックな楽器とシンセサイザー、オーケストラのサウンドで表現され、作品の内容ともマッチ。雰囲気をぐっと盛り上げています。



    テレビ映画の第一期サンダーバード(1965・英国)では、物が落ちる音みたいな効果音も全部、オーケストラ楽器が担当していました。

    面白いですよー表現力。改めて観ていると、そのクリエイティビティに頭が下がります。


    今はあらゆることが進化して、オーケストラに加えて世界の楽器、シンセサイザー、エレキギター、エスニック・クワイアや気合声まで加わって、スーパー・ハイブリッド・オーケストラの時代に突入しています。


    映画の撮影・編集技術同様、音楽も進化しているのですね。




    サウンド・トラック?ゲーム音楽

    日本ではゲーム音楽というジャンルがすっかり確立されていますね。
    さすがニンテンドー、ソニーがある国。ゲーム音楽の制作を目指している若手が、サントラをやりたがっている様子をよく見ます。


    アメリカでもぼちぼち、ゲーム音楽専門のボーカリストが出てきたりしていますね。
    主にアンビエント、ニュー・エイジに分類される音楽家たちが多いかな。


    日本だとゲーム音楽やりたい人はアンビエントやらニュー・エイジをやらないと思う。あんまり。
    どちらかというとオーケストラを勉強している人が多い気がします。伝統的なのかな?



    どっちがいいんでしょう?目的にあってる?



    いずれにしても、一般的にCDが売れなくなってしまったこの時代、映画でもゲームでも、音楽の役割があるところにビジネスとして作品を提供できるなら、それは幸せなことだと思います。



    サウンド・トラックを作るというのは、ポピュラー音楽をヒットさせるのとはまた違った勝負です。

    音楽自体も進化が必要だし、表現力をつけるための研究と努力も大切です。(年50本ロードショー観るとか。笑)


    そして現場での映像やストーリーとの共演。試行錯誤。いいですよねー。
    クリエイティブに甘えが入るような隙は、一切ない現場。


    これこそエンターテイメントの中のアートだと思うのです。


    JBG音楽院の生徒さんの中からも、本格的なシネマティックを作れる人が出てきています。嬉しいですね。
    歌モノだけじゃないんですよ、うちの学校は!


    さぁみんな、そろそろ私と一緒にシネマティックに行きませんか?
    極上のハイブリッド・オーケストラを編成して。

このブログを書いた人

  • 荒木講師

    荒木講師

      ロサンゼルス・ミュージック・アカデミー(現LACM)とバークリー音楽院を経て、コマーシャル、テレビ音楽を中心に楽曲提供、アジア広告賞を初め多数のアワード受賞実績を誇る。「常に進化する音楽」を研究、作曲技術のアップデートは世界最高水準。ベーシスト、作詞家、作曲家、アレンジャーとして海外で活動した経験から、幅広いジャンルの音楽へ対応するカメレオン的ミュージシャン。また、研究者としても数多くのミュージックスクールや音楽大学で教鞭を取り、2017年現在すでに、4,000人以上の卒業生を送り出している。

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