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「作曲」のエッセンスについて

作曲とはすべて「脳内」で行われます。

こういう音楽を作りたいという!という時、すでに頭の中ではなにがしかの音のイメージが鳴っているはずです。
この脳内のイメージ音楽がどれだけ具体的に明確に鳴らせるかが作曲スキルにつながります。

作曲の遅い人、苦手な人、メロディが作れない人はこのイメージが具体的に脳内で鳴っていないことが原因になっています。

これらの人に共通しているのが鍵盤なりシンセなり音を出して「探しながら」作曲しようとしている事です。
本来、音を出すのは「脳内イメージ音
楽」の確認作業であるべきなのです。

作曲ができない、メロディが作れないのは、この脳内のイメージ力が不足しているからに過ぎません。

イメージには必ず材料が必要です。
「無」からはイメージはできあがりません。必ずイメージを構築する「材料」が必要です。それは具体的に言えば今まで聞いてきた音楽の断片化された脳内データです。
この断片化された脳内音楽データを再構築し有機的に結びつけてメロディもコードも「作曲」され音楽が「新しくクリエイト」されます。

作曲スキルを上げる方法はまず第一にこの「脳内音楽データ」を蓄積させることが一番です。
これの最も効果的な方法が「耳コピ」です。

しかし、耳コピには音楽理論などの別のスキルが不可欠です。
耳コピができるようになる為の前段階として行ってほしいのが「頭の中で好きな曲をできるだけ再現する」ことです。

今、早速頭で好きな曲を鳴らしてみてください。
どの程度再現できますか?
なんとなくぼんやり鳴っているようでは駄目です。少なくとも(歌の)メロディ、ドラム、ベースくらいは独立させて再現できる事が必要です。
そしてこの再現性が高いほど「脳内音楽データ」が蓄積されている事を意味します。

再現性を高めるにはとにかく「何度も繰り返して集中して聴く」しかありません。
この「集中」がとても大事です。なんとなく音楽を聴き流していたのでは絶対に頭に入りません。
ドラムだけを聴き出す、ベースだけを聴き出す、コーラスパートだけを聴き出す・・・何十回、何百回と同じ曲を集中して聴いてください。
するといままで聴き逃していたパートが必ず聴こえはじめてくるはずです。サビ前のベースの動き、ドラムの細かなフィルイン、これらが頭で再現されればしめたものです!
この状態になって初めて「脳内音楽データ」が蓄積された事を意味し、「作曲」の準備が出来上がります。

一度、このように聴くことができれば、脳内が「音楽データ蓄積用にフォーマット」され、次から聴く音楽のすべてが脳内にデータベース化されていきます。

さらに、音楽理論の習得などによる複雑なコード、響きがわかれば分解能の増した詳細なデータがインプットされることになります。
これが「耳コピ」になります。
この状態までくれば、単なるフレーズの蓄積にとどまらず、コード進行、サウンド解析からジャンルのエッセンスまでも自然に習得する事が出来ます。

これは、作曲ができるようになるための準備段階のエッセンスに過ぎません。しかし、自由な作曲ができるようになる為にはとても重要なことです。

これらの繰り返しの実践、音楽理論の習得による耳コピの補強、さらに授業でのテクニカルな作曲指導でのブラッシュアップにより多様なジャンルの音楽が作曲できるようになっていきます。

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